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ひとは、これほど大きな感覚を身近に意識したことがこれまであったでしょうか? 民族や国にとらわれない世界的に流れる時間の節目として、また次世紀への転換期として開催される数々の歴史的なイベント。その奥底に秘められた人々の本当の願い、それは人としての「幸せ」にほかならないでしょう。
産業が発達するとともに、成長と破壊を繰り返した20世紀。個人単位の生活が便利で快適に思えた背後には、地球的規模の環境問題が影を落としはじめていました。 |
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また時代とともに「快適」という言葉の意味が、本質的から表面的へと変化しました。 言いかえれば今日の「快適」という意味は、産業の急成長が創り出したといっても過言ではないでしょう。
しかし時間が流れても、産業が発展しても変わることのない、人としての本当の「快適性」。それは自然のサイクルのなかで生きていく心地よさや安らぎ感。ミレニアム―いま私たちは、未来に向かってともに生き成長していく、あらゆる人びとの「幸せ」を見つめ直しています。 |
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