シンプルな直線のデザインに青が効いている。背面のパネルの色は路線を示す
ソウル市内を流れる漢江の南側、江南地区は1970年以降の政府主導による開発で、農村地帯から高級住宅や高層オフィスビルが立ち並ぶ、韓国の経済発展を象徴する街へと変貌を遂げた。そのなかでも三成洞はビジネス・金融の中心地として、また巨大複合施設「COEX（コエックス）」で有名なエリアだ。
1979年に誕生した「COEX」は、2000年開催のASEM（アジア欧州会合）第三回首脳会合で会場となった。会議場、コンベンションホール、ホテル、水族館、映画館などのほか、アジア最大の地下街・COEXモールもあり、3万6000坪に及ぶモールにはショッピング、レストランなど200以上のテナントが入っている。
COEX前に設置されたバス停は、ソウル市内にあるほかのバス停とは異なり、ここだけのデザイン。建物にマッチする直線的なラインと、鮮やかな青いカラーが都会的なイメージをつくり出している。
IT企業が多く進出している三成洞
