全部で約230万個ものレンガが使用されていた。このレンガの復元に際しては、中国の工場で、ひとつひとつ型枠に土を詰めてプレス成型したものを窯で焼く、という昔ながらの製法を採用。その方法により、オリジナルの風合いに近くなるという。
そのほかにも、基礎石から屋根のスレートまで、当時使われていた部材の石種、産地などを各種資料から調査し、できるかぎり同じものを調達すべく、各所を当たった。
「屋根のスレートに関しては、東京駅と同じ国内産のものを使っていたようですが、当時に比して現在の生産量が非常に少ないことから、今回、必要量すべての材料調達ができませんでした。
