建物沿いには多くの車が路上駐車をしていた。象徴性のある場所としての意識はあるように思えるが、人が生き生きと活動する広場の姿にはなっていなかった。
1990年前半、この「自動車主体」の空間を「人主体」の空間へ、新たに再生する計画が立てられた。整備目標は以下の4つである。
1.歩行者にとって快適な空間、憩いの場を提供すること
2.街に調和した伝統的材料を使用し、ランドスケープを意識したストリートファニチャーを使用すること
3.国籍を問わず多くの人々に受け入れられる広場にすること
4.自動車による環境汚染や騒音を和らげる広場にすること
この整備目標は、
