2008年、「庵」によって再生した京町家「三坊西洞院町(さんぼうにしのとういんちょう)」。明治18年に建てられた数寄屋風の家屋で、家主が芸術家であったため、和洋折衷のアトリエ空間があった。そこをゆったりとしたリビングにし、ソファとロッキングチェアを置いて、くつろぎの空間にしている。
「庵」では、昔の美しさを残しながら、現代生活になじむ快適さを加えて町家を再生している
平成20年度の観光庁・YOKOSO! JAPAN大使に任命されたアレックス・カー氏率いる「庵」は
外国人旅行者が京都の伝統的な町家に滞在体験できるようにと、古くなって
取り壊されそうになった町家を借り上げ、修復して、すばらしい宿泊施設に再生している。
再生された町家は京都市内にすでに10カ所。
どこも、伝統的家屋がもつ独特の陰影としっとりした風情を楽しむことができると、評判になっている。