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本当に地球は温暖化 しているか?
地球温暖化と大気中のCO2濃度の関係は?
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しかし、個々の現象が集まってもたらす「状況」や、個々の現象と状況との「因果関係」は、入手可能なデータだけでは一義的に記述できないことが多い。
例えば、気温や季節は万人が古来日々感じてきたが、地球規模の気候変動が進行していることは、比較的最近まで周知ではなかった。現在では、過去の気温をさまざまな科学的手法で推定することが可能となり、各国の協力によって地表気温観測データをグローバルに集計することができるようになったことにより、地球温暖化現象が明らかになった(図2)。
おおかたの科学者や政府の判断として、地球温暖化現象は二酸化炭素(CO2)など |
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 温暖化ガスの大気中での濃度の増加によってもたらされるとされており、温暖化防止、CO2排出量抑制を目的とした省エネルギー努力や新エネルギー開発が官民で進められている*1。
しかし、一方では地球温暖化防止の取り組みやCO2原因説に異論を唱える人々や政府もある。
米国ブッシュ政権は国内のエネルギー多消費型産業擁護の立場から、京都議定書からの離脱を決断したが、 この立場を支持する気象学者Richard S. Lindzen(マサチューセッツ工科大学教授)は
「地球の気温上昇に関する破滅的予言の大半は、不十分なコンピュータ・シミュレーションの気候予測モデルに基づいており、時が熟せば間違いであるという結果に終わるかもしれない」と述べている*2。
1930年代に地球の気温が |
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 史上最高値を記録したことなどから、英国王立気象学会は地球温暖化が始まったと宣言した。現在、国際機関「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」によれば、19世紀末以降、全地球の平均地上気温は0.3〜0.6℃上昇したとされている。この点に関してIPCCのホームページに次のようなデータ*3があるので、その一部を紹介する(図3、4)
。 本稿やIPCCのデータなどをスタート台として、地球温暖化とその原因について、わが国として、今後どう判断し対処すべきか考えてみてほしい。まずは、地球温暖化対策推進本部*4や環境省*5のホームページから調べてみてはいかがだろう。英語が得意であれば、海外のホームページを見ることもお勧めしたい*6。YAHOO、Google、Excite、infoseekなどの検索(Search)から自由にネットサーフィンするのも楽しい*7。
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