ライトアップされ華やかな演出が印象的な光のイリュージョン
難波八阪神社船渡御。遊歩道ができたことで近くで見物できるようになった(写真上ともに写真提供:大阪市建設局下水道河川部河川担当)
地元の商店会やNPOが歳事にまつわるイベントを多く行っているほか、一般企業がPRやオープニングイベントに利用することもあり、参加数は年を追うごとに増している。
「夏祭りの難波八阪神社船渡御では、これまで道頓堀川を渡る船を橋の上からしか見ることができませんでしたが、遊歩道ができたことで間近で楽しめるようになりました。また、2006年末に行った光のイリュージョンの際には、心斎橋から難波へと直進していた人の流れがほかへも向かうなど、イベントを行うことで人通りも変わってきています。坂のある風景が人を惹きつけるように川もまちを表す資質のひとつ。道頓堀川を通じて、まちと川の環境をよりよくしていきたい」と話す染谷氏。
これまで人々が背を向けていた水辺を表舞台へと再生させた、とんぼりリバーウォーク。今後もさらに範囲を広げ道頓堀川の水辺整備を進めていくという。川をまちと一体となった豊かな環境ととらえることで、水辺に新たな集いの場がつくり出されていく。