情報誌「ネルシス」 vol.9 2008

P-44 エクステリアの屋外展示場「KAP」グランドオープン
P-57 世界のストリートファニチャー8

P46-53
目次
新しい空間を生かすTOEXの商品
うみんぴあ大飯 福井県大飯郡
人々の暮らしに合わせて、環境は変化し新しい姿を見せます。
時代を見つめ、地域性を最大限に引き出して誕生した空間は
多くの人を惹きつけ、活気をもたらします。
そのポイントは自然との調和。地域がもつ自然環境を存分に体感できるように
最新の設備を整え、誰もが心地よく過ごせる工夫が施されています。
それは、景観を壊さない、さりげない演出。
TOEXは、安全を確保しながら、空間が生きてくる商品を提案し、
魅力ある新しい空間づくりをサポートします。
海を満喫できる
新スポット
若狭湾に面した海岸に開かれた「うみんぴあ大飯」は、2007年にオープンした総合リゾート空間。健康・癒し、交流・感動、エデュテイメント(楽しみながら学ぶ)、環境重視の4つをキーワードとし「海が元気をくれるまち」をコンセプトに、おおい町が取り組んでいる新しいまちづくりプロジェクトです。28.1haの敷地にはいくつもの施設があり、いち早くオープンしたマリーナは各設備が整う本格仕様。ほかに、大型映像シアターとアミューズメント展示を備えた「エルガイアおおい」、親子で参加できる体験型児童館「こども家族館」が2008年夏に開館、2009年夏にはリゾートホテルなどの複合型交流施設が完成する予定です。
廃プラスチックをリサイクル利用した人工木柵
バラスターカバーで波を表現したアルミ柵。支柱とのツートンカラーが景観を引き立てます

ハーバービューや緑地公園なども併せもち、またバリアフリーにも配慮。海辺空間を存分に楽しめる若狭の新レジャースポットとなっています。
 天気のいい日には、マリーナやリアス式海岸など地域特有の風景を眺めながら、のんびりと散策するのも気持ちがよさそうです。海辺沿いに続くTOEXの柵は、波を思わせるデザインや木の風合いで、
和やかな空間を演出。海に寄り添いながら過ごすひとときを、さりげなく、確実にサポートします。
アクセス
JR小浜線若狭本郷駅から徒歩20分
商品データ
「柵」DK2型、楽樹LJ型


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P48
大人も子どもも共に使いやすい2段式の手すりを伝って水辺近くへ
約600mに及ぶ柵が池に沿って設置され、人々に安心感を与えます
約600mに及ぶ柵が池に沿って設置され、人々に安心感を与えます

展望台からの気持ちいい水辺の風景が望めます
越谷レイクタウン 埼玉県越谷市
暮らしを彩る
水辺のまち
全国初の、水辺空間と都市空間が融合したまちとして、2008年春にまち開きした「越谷レイクタウン」。越谷市を流れる中川、綾瀬川の浸水被害を防ぐ治水対策と土地区画整理事業

による新市街地整備を目的に、1996年に特定土地区画整理事業に決定されて以来、2014年の造成完了に向けて開発を進めています。
 約225.6haにも及ぶ同地区には、住宅や公園のほか、2008年10月に国内最大級のショッピングセンターとなるイオンレイクタウンがオープン。その内容は、スーパーマーケットや専門店などが並ぶモール、シネマコンプレックス、アミューズメント施設、と充実しています。
 そして、越谷レイクタウンのシンボルともいえるのが
「大相模調節池」です。上野の不忍池の約3倍もあるこの池を中心に、住宅、商業施設、温泉施設、公園などが水辺を囲むようにして街並みができあがります。治水対策のための池ですが、沿岸に遊歩道や湖畔林を設けたり、水上ではカヌーやボートが楽しめるようになっていて、親水性も兼ねて計画されています。さらに、ショッピングセンター側には水上ステージなどがあり、にぎわいと憩いの場としてのイベントゾーン、その対岸は自然と人とのふれあいのためのビオトープゾーンとして
環境に合わせた演出が施されています。
 大相模調節池に造られた展望台は、散策途中の休憩や水辺の風景を眺めるのに最適な場所。TOEXの柵に手をかけて池を望めば、池の開放的な空間がより身近に感じられます。
アクセス
JR武蔵野線越谷レイクタウン駅下車
商品データ
「柵」DK1型(サポートレール1型付)

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P50
医療法人郷の会こころの郷クリニック 和歌山県橋本市
四阿の下、腰をかけてのんびりと過ごす、憩いのひととき
敷地内には、座る場所を多く設けています


左/シンボルツリーとベンチが印象的な建物正面
右/施設の雰囲気に合ったベンチが所々に

人々にやすらぎを与える
癒しの空間
「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして2006年、ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された高野山。和歌山県橋本市はその霊場と参詣道の北端に位置し、同市高野口町は平安時代以降、高野山の登山口、金剛峰寺の門前町・宿場町として栄えた歴史があります。古くから織物産業が盛んで、現在でもパイル織物の生産量日本一を誇っています。
 周辺は山、市内には紀の川が流れる自然に恵まれた高野口町に2007年6月、医療法人郷の会「こころの郷クリニック」が開院しました。多くの植裁と水の演出を取り入れていて、木々や水の音が心地よく、また周囲になじむ落ち着いた外観が、訪れた人々をやさしく出迎えます。
 施設正面にはシンボルツリーを配置。それを囲むように設えたベンチは、樹木に合わせた擬木の質感と丸いデザインで風景に溶け込んでいます。
所々に置かれた四阿やベンチは、腰を下ろしてゆっくりと語り合えるようにとの配慮から。TOEXのさまざまな商品によって気持ちにゆとりを与える安らぎの空間を創造しています。
アクセス
JR和歌山線高野口駅下車
商品データ
「四阿」TM-21P213
「ベンチ」サークルベンチTM-71P017、C-2型
「テーブルセット」TM-72P029

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P52
名古屋市立熊の前小学校 愛知県名古屋市
グリッドフェンスを使用しているので、透明性のある学校という雰囲気に

門柱が回転して開閉する大型門扉
グリッドフェンスを設けることで、出入り口の安全性が高まります
「学校側から見た門。引戸は大型ながらもスムーズな開閉が特長です

エコロジカルで明るく
安全な学びの場
名古屋市立熊の前小学校は、2008年4月、同市立徳重小学校と同市立神の倉小学校から分離・独立して開校した新しい小学校です。
 校舎の新築にあたり、「エコスクール・パイロットモデル事業」を取り入れることにしました。文部科学省では、同事業を「環境負荷の低減や自然との共生に対応するとともに、環境教育の教材として活用できる学校施設の整備を目的とし、文部科学省、農林水産省、
経済産業省、環境省が連携協力して、太陽光発電、木材利用、建物緑化、雨水利用の導入など環境を考慮した学校施設(エコスクール)の整備を推進するもの。本事業は、都道府県や市町村が事業の実施主体となり、公立学校施設の新築、増築、改築又は大規模改造に併せて実施する」としています。
 同校は2006年に認定され、太陽光発電、省エネルギー・省資源、自然共生、木材利用を導入。完成したエコロジカルな校舎は3階建てで、淡い黄色の外観にステンレスの引戸が組み合わさり、
明るく爽やかな印象に。電気錠仕様の門やフェンスで地域に開けた空間を保ちながら、子どもたちの安全を守ります。
アクセス
名古屋市営地下鉄桜通線野並駅から名古屋市バス熊の前停留所下車
商品データ
「引戸」NTH
「門扉」NTH門扉電気錠仕様、NTR
「グリッドフェンス」HGNA

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